諸 元 表
乾燥重量 117kg
ホイールベース 1,350mm
《変更箇所》
ピストン一式
コンロッド
リードバルブ
キャブレター
クラッチプレート材質(アルミ)
オリジナルチャンバー
点火系一式
フロントフォーク       RS倒立
フロントホイール      RS 3.50-17
リヤホイール        RS 5.25-17
リヤショック         RS
スイングアーム       Vガンマ
パワーバンド        8,500〜13,000rpm
※写真は合成によるイメージ写真ですので実際とは多少異なることがございます。ご了承ください。

イメージ2/倒立フォーク・6本ホイール・ガルアーム仕様

●戦歴
・筑波フリーランスZEROU      クラス優勝
・SUGOサウンド          FVクラス優勝
・SUGOベストラップ         1分44秒台

イメージ3/倒立フォーク・6本ホイール・プロアーム仕様

 NSプロジェクト

フロントに倒立フォークと6本ホイールを使用した時のスタイルをCGで作ってみました。
いかがでしょうか?
イメージが浮びましたか?
なかなか似合っていると思うのですが…。
リアのスイングアームは片持ち式のプロアームですが、ガルアームにしても面白いと思います。
最新鋭の足回りとのコラボレーションで「'06モデルNS500」はいかがでしょうか。
これであなたも気分は世界チャンプ!

諸 元 表
乾燥重量 102kg
フロントサスペンション RS
スイングアーム NSR 89
Fホイール RS 3.00-17
Rホイール RS 4.50-17
ガソリンタンク RS加工
ミッション RS
クラッチ RS
電装系 RS
シリンダー ノーマル加工
ピストン ノーマル加工
クランクケース ノーマル加工
クランク ノーマル
キャブレター PJ38mm
パワーバンド 8,000〜14,000rpm

《NS250ヒストリー》
そもそも、製作するきっかけは、88年にジュニアからノービスに降格したので89年はノービスFVに参戦しようと思い、何か改造して楽しめる車輌はないかと探していました。そうしたら、手元にちょうど85・86年にSP250で使っていたNS250があったので、これを使う事にしました。89・90年はFVマシン全盛時代で、回りは最新鋭のNSR-RK・TZR・RGV-γ、VFR、FZRでだぁ〜れもNSに乗っている人はいませんでした。でも、それがいいんだよね。ふる〜いマシンで最新鋭のマシンをブチヌク。美学だねぇ〜。浪漫だねぇ〜。しかし、世の中そう簡単にはいきません。1年目は、もう、大変でした。まず、エンジンですが、ラッキーなことにRSのエンジンが手に入ったのでミッション、乾クラ、電装関係を使いました。ここまでは良かったのですがシリンダーの加工、これが思った以上に大変でした。壊した数は数知れず、テスト走行ではコーナーリング中に後輪がロックしてハイサイドすること3、4回。6速全開、ストレートエンドで爆音と共にフルロック。その時は物凄いタイヤスモークがあがったそうです。と、いう訳でシリンダーは30個位使いました。男の美学を追及するのも結構しんどかったりして…。車体造りも、これまたシリンダー加工に負けてませんでした。リヤ廻りやホイールは87NSR-RK 3..50-17。ショックはVガンマ用で一発で決ったのですが、フロントが曲者でした。最初に使用したのが86VFR16インチホイール。キレこ込みすぎるし、高速コーナーの安定感はないし、接地感が無いので却下。次に85RS用を使用。サスペンションは減衰調整が付いていて申し分なかったのですが、ブレーキがシングルディスクのため止りませんでしたのでひとまず却下。次に88NSR250用を使用。今度は、ブレーキは良く止りOKでしたが、サスがいまいちでいろいろ悩んだ結果RSのサスとNSRのブレーキが使えればいいんだろうということで、フォークのインナーチューブはRSを使い、アウターチューブはNSRを使って合体させてブレーキがNSRを使えるようにしました。これで足回りはバッチリ決り、89年のシリーズ終りにはエンジンも好調で13,000rpmまで回るようになりました。これで、もうすでに完成の域に達していたのですがテストを兼ねてのレース参戦だったので結果は一度も予選通過ならずでした。「ちくしょう!来年は見てろ」というわけで90年は大ブレークしまして、ストレートの速さはNSR-RKについていけるぐらいまでになり、このシーズンの成績で一番いい結果は、決勝で40台中15位ぐらいだったと記憶しています(ハイランド選手権)。と、いう訳で、その後にフリーランス(つくば)やサウンド(SOGO)のレースに参戦するようになり、現在に至っています。最後にNS250試乗インプレッションですが、分りやすく説明するとNSR250SP使用を10kgぐらい軽くして、エンジンはトルクアップした感じで、ハンドリングも同じで素直に曲っていく感じです。

《NS500ストリートモデル計画》
あの憧れのF・スペンサーが乗った、NS500トリコロールカラーのスタイルでNS400改500のストリートコンプリートモデルを予約販売させて頂くことになりました。もちろん、カウリング、シート外装類はFRPで新造いたします。上のマフラーのサイレンサーは2本出しにし、下のサイレンサーも一見1本出し風2本出しにして、なるべくあのスタイルに近づけたいと思っております。ただ、残念なことにコムスターホイールのワイドタイプは用意することが出来ませんので、ホンダの6本スポークホイールを使用する予定ですが、どうしてもコムスターホイールというのであれば、今現在考えられる方法としてはVF1000Rのコムスターホイールを使用する事もできます。但し、タイヤ幅が狭いかなと思いますし、大分重くなります。更にハイグリップタイヤも履けませんので「どうかな?」とは思いますが、その辺はご相談ください。納期、価格など詳しい内容をお知りになりたい方はメールにてお問い合わせください。また、今風のレーサースタイルや、違う車種のフレームにNSのエンジンを搭載してNSR500風の組立車も製作可能です。(例:RVF400+NSエンジン。CBR400+NSエンジン。CBR600+NSエンジンetc.)是非一度お気軽にお問い合わせください。お待ちいたしております。

イメージ1/倒立フォーク・6本ホイール・プロアーム仕様

《仕様予定内容》

☆カウリング等、外装類はFRPで新造、ガソリンタンクはアルミ製。

☆サスペンションは、オーリンズ製かRS用を使用、Fサスは、正立、又は倒立をお好みで選択OK。

☆F、Rホイールは、お好みでOK。

☆スイングアームは、新造かRS用等純正品を使用。

☆3連キャブレターは、34mm相当使用。

☆大型ラヂエータ。

《NS400改500製作奮闘記》
苦節5年、やっと自分で納得のいくマシンに仕上りました。いや〜、とても大変でした。一番苦労したのはやっぱりエンジンですね。500ccにしたことでいろいろな問題が出てきて、今までで一番の難物でした。当初は、排気量はノーマルのままで行くつもりだったのですが製作途中で何だか「250」の延長バイクを造っているようだし、排気量がノーマルだとNS250のエンジンのデータがそのまま使えるので、これでは簡単に造れちゃうのでつまんなくなりました。頭の中で読み切れる物事は面白くないし、ワクワク、ドキドキ感が無いし…。と、いう訳でNSといえば「500」だべという事でチャレンジすることにしました。が、しかし、そう簡単に排気量を上げられる訳も無く、単純にボアを広げて、でかいピストンを入れられればいいのですがウォータージャケットまで7〜8mmで、スカート部の厚みは6mmなのでボアを広げたら2〜3mmしか残らず、誰が考えても「やばい」エンジンになりますよね。などと「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤の末6ヶ月後マスターエンジンが出来上がりました。排気量が500ccになった事でデータ作り、数値設定がまったくの白紙状態から始めなくてはならなかったので、ちょっと大袈裟にいえば「新しいエンジン」を造るという感じでした。例えば最大の回転数の設定、一次圧縮比、二次圧縮比、ボートタイミング、各ポートの大きさ、角度、チャンバーのサイズ、キャブレターの大きさの選択と配置、エンジンの耐震性、シリンダーの耐熱性(排気ポートの周りは冷却水が回る構想です)、クランクシャフトの耐久性(コンロッドはノーマルではありません)、etc.…。全てパーツのポン付作業は存在しません。と、まぁ、いろいろとトライ&エラーの繰返しで今に至ったという感じです。でも、これが完成形ではないので、この後もいろいろチャレンジしていきます。
では、今現在のNSのポテンシャルのインプレッションをお伝えします。まず、エンジンですが、多分、皆さんは「ピーキーなエンジンだろうなぁ」と想像しているかと思いますがそんな事はありません。アタックレス、キャブレターが38mmにも関らずギアをローに入れクラッチをつなげてアクセルを開けるとスムーズに発進します。半クラなんて使いません。アクセルを開けただけ前に進みますから、このままでもストリートを走れます。とてもトルクフルなエンジンです。その後、アクセルを開けていき回転数が8,500rpmになると自然とフロントがパワーリフトして浮いてきて、そのまま2速まで入れてもウィリーして走行できます。うまい人なら3速に入れてもウィリー走行できると思いますが、残念ながら私は「芸人」ではないので…。で、リミットの13,000rpmまで一気に回っていきます。振動ですが、殆ど気になりません。ノーマルと同じようにラバーマウント式ですし、それ以上に振動を吸収出来るように工夫してありますので、足の裏やお尻がカユクなる事はありません。
と、まぁ、こんなところですがお分り頂けましたでしょうか。
それでは、これからも応援宜しくお願いいたします。
☆お知らせ
現在、RS用乾式クラッチ、ミッション、足回り等(希少パーツ)がありますので「1台」のみ製作可能です。
詳しい内容はお問い合わせください。
めざせ世界最速、最強!!